好きなコト。

私の好きなコト。

『本』

私は本が好きだ。読むことはもちろん、本そのものも好きだ。紙の手触り、紙の匂い、ページを捲る音、種類によって異なる形・大きさ。

子供の頃から、茶の間の隅で体育座りをしながら本を読んでいた記憶がある。風邪をひいて学校を休んだ時には、病院の帰りに本屋に寄り漫画を2冊必ず母に買ってもらっていた。中学生の時には、当時携帯小説が流行り、友人と貸し借りしながらみたものだ。大人になった今、学生の頃よりは本から離れているが、それでも日常で本を求めている時がある。

しかし、昔に比べて文章を読むことが少なくなり、長編小説を読むことを躊躇ってしまう。読みたい本は沢山あるのに、読むに至らない本が部屋に溜まっているのが現実。あの本の世界に浸る心地よさをはやく取り戻したい。うん、自分次第ですね。

本は自分の世界では起こり得ないことを教えてくれる。それこそ、殺人事件だなんてそうそう身近で起こらない。しかし、それを1冊の本であたかも自分が現場にいたかのような臨場感もすべて教えてくれるのだ。

事件・青春・恋愛・料理・ファッション……沢山の世界観がこの世には溢れていて、それらを自分の一部として取り入れることができるなんて得でしかないな。なんて。

『猫』

私は猫が好きだ。一日中猫を観察していても飽きないと思うし、猫に対して本気で胸を高鳴らせる。（が、それはマイ猫ズに限るかも。）猫って案外ツンツンだけではなく、愛嬌もあってね。足にすりすり、手にすりすり、目の前でお腹を見せてごろーん・・・寝てる時の無防備さなんかたまらない。お腹に顔をうずめて匂いを嗅ぐのも大好き。すっごくいい匂いがするんです。

そして私は何より、猫の耳が大好き。少し薄くて冷たい耳が特に好き。猫の耳フェチともいう。マイ猫ズの通常の耳は把握済みなので、熱がある時はすぐに分かる。そんな、ちょっとした特技。

『音楽』

私は音楽が好きだ。音楽のない生活なんて考えられない。と、いうのもここ数年の話。気が付いたら音楽は生きていくうえで必要不可欠なものになっていた。音楽を身近に感じるようになったのも、好きなアーティストができたり、携帯や音楽プレーヤーでどこでも音楽を聴けるようになったからだと思う。映画を見た時、買い物をしてる時、テレビを見ている時など、気になった曲があればすぐに調べて聴くことができて、そのアーティストについても知ることができる。便利な世の中になったなぁ・・・

よく、音楽は国境を越えると聞くが、本当にそのとおりと思う。洋楽だって英語は分からないけどリズムや感覚で好きだなぁという曲がいくつもある。国際間のお堅い難しい話だって正直よく分からないが、それらが分からなくてももっとシンプルに国外と繋がることはできる。

私も韓国アイドルのBTSを通じて知り合った韓国人の友人がいる。私は独学で韓国語を学び、少しの会話だったらできるが、それもBTSの母国語である韓国語に興味を持ち、彼らが話していることを理解したくて勉強したのが始まりだ。

音楽はこうも人を変えることができる。これからもっともっと音楽からエネルギーを摂り続けていきたいと思う。

なんか気づいたら壮大な話になっていたけれど、私の好きなコトたちを誰かに伝えてみたかったのです。今はこんな世の中だから買い物にも気軽に行けないし、ライブにも行けないからさ・・・今までの自由な生活がすごくキラキラしてみえるんですよね。それでも好きなコト達はたしかにそこにあるということで、私が私を忘れないように。ね。

あ、ほら、今も思い出しただけで胸の底がキュンってした。

好きに気がつく、幸せな瞬間。

おわり。